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2015.01.27 Tue
『美容室はすぐに“CIO”を設置しないと立ち行かなくなる、という話。』



全国の美容師さんと話したり、
セミナーをやらせて頂いたりしていて、
けっこうな頻度で驚くことがあります。
それは、あまりに情報を知らないこと。

小難しい経営のこととか、
心理学のこととか、
ウェブの新しい知識は仕方ないとしても、
一般女子でも知っているアプリや
今、人気のウェブサービスについても、
知らない人が多すぎるのです。

ま、忙しいから仕方ないよね、
なんて私も済ませてしまうのですが、
これからの時代、これは相当にまずい。

これまでの10年間と違い、
今のウェブサービスは、
世界の経済の流れや人間の行動心理、
流通やさらには文化の流れまでを
統計的に計算して構築されています。

ビジネスのなかで、
もっとも進んでいるのがIT分野であり、
金融に代わって世界を動かしています。
この流れを知らないというのは、
将来的に経営層に入ったとき、
致命的な欠落を生んでしまうと思うのです。

アメリカではいち早く情報戦略に関して、
経営にどうやって取り入れるかという
動きがはじまりました。

最高経営責任者=CEOや、
最高財務責任者=CFOなどのように、
最高情報責任者=CIOという役職があります。

情報や情報技術に関する担当役員であって、
経営戦略に沿って、
情報戦略やIT投資計画の策定に責任を持ちます。

美容室でもIT担当という役職はあるようですが、
自社のホームページを管理したり、
ポータルサイトなどウェブ広告について
管掌するようですが、
これだけでは戦略的とは言えません

恐らく多くの美容室でも、
3カ年や5カ年で経営計画を立てていると思います。
それに沿った形で情報戦略を立てていかないと、
市場の動きにはついていけないはずです。
これを管掌するのがCIOです。

さらに美容室の場合、
あと2つ大事な役割があると思います。

ひとつは情報セキュリティです。

弊社も美歴にて強く推奨していますが、
美容室に集約されるお客様の個人情報を、
どのように保護していくのか、
そしていかにサービスに反映させるのか。
これを司るのもCIOの重要な職域になります。
これができている、できていない、によって
10年後、とてつもない差が生まれることは明確です。

もうひとつの役割は情報教育です。

先ほども書いたように、
美容師さんによって情報格差が激しすぎます。
労働時間中に情報を得ることができないのは
業務上、仕方がないことであるならば、
CIOは世の中の情報を収集して、整理し、
的確な情報を社員に伝達する
そしてなぜその情報が有益なのか教育する。
この能力が求められます。
施術に対する技術教育だけでは、
今後の美容室経営は厳しくなると思います。
(技術教育は当然のことなので………)

情報リテラシーをいかに身に付けるか
これは離職率を下げることにも一役買うのでは、
とまで思っています。

「集客のため」や
「退職時の顧客の引き抜き」などの
そういうレベルで情報管理をする時代は
すでに終わっているのだと思うのです。


勢い良く、、今日も偉そうに、
申し訳ありません………。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣