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2015.01.29 Thu
『美容室の料金体系ってなんか気持ち悪くない?という話。』




私が知る限り、
美容室の料金体系は、
美容師さんの技術レベルによって価格が変化します。

ジュニアスタイリスト
スタイリスト
トップスタイリスト
アートディレクター
マネージャー
などなど。

経験年数が積み重なり、
高い技術が提供できる技術者ほど
高い料金を頂くのが通例だと思います。

「そろそろカット料金を上げたい」
という話を聞きます。
これは会社ごとに文化が違っていて、
明確な基準を設けていない場合が多いようです。

またカット料金については、
値上がるタイミングがありますが、
カラーやパーマについては、
料金はずっと据え置かれるようです。
(カラーリストなどは別として)


そもそも、この美容室の料金文化に謎があります。

私が不思議だと思うのは、
提供する側(美容師/美容室)のなかで、
明確になっていない料金アップであること
「そろそろ価格を上げてもいいかな」
なんて言っている人がいることです。

それをお客さんが理解できるわけありません。

「いやいや、うちのサロンはさ、
スタイリストの立場によって料金が決っているんだよ」
というお店も多いかと思います。

ただ、これもお客さんからすれば、
スタイリストとトップスタイリストによって
何が違うのかよくわかりません、正直。


この文化って、
美容師さんたちだけではなくて、
受けているお客さんの側にも、
なんとなく浸透している文化で。

私たちお客も、
なんとなく「昇進おめでとう!」
なんて言っていたりします。

しかし、
そこに明確なものが何もないという、
不思議な状況が横たわっています。

ここでひとつ、猛反発を受けそうですけど、
違う視点を入れてみたいと思います。


例えば飛行機であれば、
エコノミー、●●●クラス、ビジネス、ファーストなどと
シートによって料金が大きく変わります。
美容室も席によって料金を変えてみるのはいかがでしょうか

「いやいや、何を言っているのさ、
技術者によって提供レベルが違うから
カット料金は違うのであって、
そんな飛行機みたいに単純じゃないぞ!
ふざけるな!」

という声が聞こえてきそうですが………

ま、確かにそうなんですけど、

シートが違っても、
「空を飛んで目的地に到着する」
という目的は同じです。
違うのは、移動中のサービスの品質なわけです。
本質は「移動すること」です。
ただ心地良く目的を達成するか、という違い。

美容室のサービスを極論にまで単純化すると、
「髪の毛を美しくする」
ことが目的なわけです。
であれば、料金体系によって、
施術中のサービスの品質が変わってもいいと思うのです。

逆に言えば、
トップスタイリストになって、
カット技術が高まるのかもしれないけど、
それは美容室の「企業努力」なわけであって、
若いスタイリストとはサービスに差をつけてよ、
っていうことです。

正直に言えば、
料金の値上がりに対する対価が見えにくい
(常連であれば慣れてしまっているので……感じにくい)
だから分かりやすく、サービスで差別化をする。

いや、
出世してサービスが悪くなる人すらいると思います。
なにせ偉くなって慣れてきて、
その慣れがサービスの劣化を招く。
こんな話を、何人もの大人女性たちから聞きました。


ちょっと脱線しましたが………、

この考えに従えば、
平日の昼間の空いている時間帯は、
料金が安くなって、
逆に週末の忙しい時間帯は料金が高い。
そうやってニーズと提供のバランスを取るのは、
ビジネスにとっては当然のことだと思うのです。


技術者の技術レベルによって料金が変わるのは
当然のことです。
ただのライターと著名作家では価格が違います。

この技術料金の違いを縦軸として、
そして、お客さんに違いを明確に示すためにも、
座席の料金(サービスの差別化)という
横軸の料金体系を組み合わせてみるのはいかがでしょうか。

こうすると、料金が少し明確になるだけでなく、
しっかりと上手に運用できれば、
収益性を自然と高めることができると思うのです。


なんて、、今日もまた偉そうに、、、
あぁ、、怒られそう。。
失礼致しました。。。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣