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2015.02.06 Fri
『否定から入る人は一見、”できる風”に見えるけど、そういう大人にはなりたくない、けっこういい歳の私だけど、という話。』




新しいビジネスを始めるとき、
業界内の先達に相談することは、
多々、あると思います。

そのとき、
「いや、キミさ、それは無理だよ」
「すでに市場は飽和状態でしょ」
「もう多くの会社がやってるよ」
って先輩らしくご指導される人がいます。

ま、その意見自体は間違ってないし、
一般論を聞かれたとすれば、
私でも、そう答えることがあるでしょう。

ただ……、それではいけない。
って今さらながら思ったのです。

例えば……
タコの代わりに豚の角煮を入れた
「角煮たこ焼き専門店を始めたい!」
なんて言いだした人がいたとします。

普通、
いやいや、そんなの売れないでしょ。
別々に食べた方が美味しいでしょ。
たこ焼き屋に勝てないでしょ。
なんて思います。

そのとき、
”面白い”と感じて、
自分のことのように考えられるか。

だって、実現性は別にしても、
本人はイケル!と思ったわけで、
その成功を信じているわけで、
なにより熱意があるわけで。
そこを汲むことが大切だと思うのです。

また逆に、そんな無茶な計画を、
理論的に、合理的に、計画的に……、
実現可能性を一緒に検討する、
それはその人のためだけでなく、
自分の勉強にもなるはずなのです。
いや、
誰かのリスクをもとに
現実的に検討できるのですから、
こっちほうが勉強になるはずです。


今から6年前、
私が「美容師名鑑プロジェクト」を思いついたとき、
周囲の大人たちは、みんな否定しました。

「それ、何人の美容師を掲載するの?」
「そんな少ないんじゃ本が売れないよ」
「美容師個人を紹介して意味あるの?」

私は美容師の個性を紹介したかった。
技術が違い、センスが違い、人柄が違う、
そんな美容師の個性を伝えたかった。
それが読者のためだと思ったから。

だから、ギャラはいらないし、
印税もいらない、広告も取るから
美容師名鑑を作らせて欲しいと交渉しました。

今から3年前、
美歴電子カルテを作るとき、

「美容師じゃ使い切れないよ」
「そんな手間なことはしない」
「美容師と個人が繋がるなんてオーナーが許さない」
「新しいことを嫌う業界だよ」
「てか、キミは誰なんだ」

しかし、
私たちは、
絶対に美容師にとって必要だと思った。
そう信じて続けているわけです。

否定から入ると、
一見、よくわかっている人な気がします。


でも、それって


評論家でいいんじゃない?




経営者は評論家ではないわけで、
ビジネスマンは現場で結果を出してこそ、
ビジネスマンなわけです。

私は自分で美容室を経営しているわけじゃないですけど、
偉そうな評論家にはなりたくないのです。

だから、
どんな意見をもらっても、
それを否定することなく、
回答を導きだすことに全力を出す、
そういう大人になりたい、
と心に決めたのでした。


なーんて。
かっこつけすぎて、
偉そうに失礼しました………。
株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣