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2015.02.16 Mon
『専門的なほうが選択しやすく、決定しやすいんじゃないか、という話。』




近年、日本はコーヒー戦争が激しくなっています。
1996年、銀座に上陸したスタバをきっかけに、
高級コーヒーへのニーズが高まり、
コーヒー市場は加速度的に発展を始めたと言えます。

エクセルシオールやタリーズのような同系統が増えて、
また椿屋珈琲店や上島珈琲店などゆったり過ごせる喫茶店が、
地味に店舗数や人気を取り戻し始めたり、
豆やローストにこだわったオーナーのコーヒーショップが増え始め、
ちょっと前には、
マクドナルドの「プレミアムローストコーヒー」が人気商品となり
(最近は全体的にヤバめですが……)
私もけっこう利用しちゃうコンビニ淹れたてコーヒー。
そして今、
話題のブルーボトルコーヒーが象徴的ですが、
より先鋭化されたスタイルへと移行していると言えます。

この目線でウェブサービスを見たときも、
少し前は、複合的で多機能なサービスが人気でしたが、
今や、特化したサービスが求められている傾向にあります。

分かりやすく検証するためには、
アプリの人気ランキングを見回すと顕著です。
スマホシフトが一段落して、
今はユーザーの手なかにあるアプリを、どう押さえるか、
これがビジネスのキーアクションになっている現代。

人気のアプリを見てみると、
何かひとつのメイン機能に集約したアプリが人気です。
……いや、アプリが人気というよりも、
そのサービス自体が重要になっています。
タクシーを呼べたり、体調が管理できたり、
カレンダーだったり、家計簿だったり、
手作りアイテムが売買取引できたり……、
いわゆるCtoCのコミュニケーションビジネスが、
徐々に広まりつつあります。

トータルビューティという方向性を見直したとき、
それぞれの提供サービスを深化させることができるか、
それぞれの提供サービスを個人にフィットできるか、
それぞれの提供サービスをカスタマイズできるか、
そして、それぞれの技術とデータを相互リンクさせることができるか。

厚生労働省が美容企業へのヒアリングしたところ、
これから注力しようとしているのは、
「サービスの多様化」だそうです。

確かに美容スポットとしての役割が、
ひとつの戦略として求められる時代にあって、
美容サービスを多様化させることは大事ですが、
ニーズは、すでに多様化だけで済む時代ではなく、
それぞれの特化、深化、デジタル化が
他社との区別化に繋がるのではないでしょうか。


3月5日、福岡にて「美容師さんが2020年までに準備すべきこと」をお話します。
『デザインはもっとも短い恋愛小説なのだ、という話。』
『出世して偉くなった人を”立場のある人”と呼ぶのは肩書きが付くからではなくて………、という話。』
『5年以内に美容室に導入したい“マーケティング+データサイエンス”的発想、という話。』
『そのダサい割引戦略では、お客さんは囲い込めないのでは? という話。』

と、今日も、当たり前のことを偉そうに。
失礼致しました。

株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣