知識人と美容師を繋ぐソーシャルウェブマガジン

美歴マガジン記事一覧 » 『10年後に圧倒的な差をつけるのは、こんな二面性を持つ美容師なのでは、という話。』
2015.02.16 Mon
『10年後に圧倒的な差をつけるのは、こんな二面性を持つ美容師なのでは、という話。』





昨年11/10と11/13のエントリーで、
今後10年、15年で消え去る仕事について書きました。



少なくとも美容師はこのなかに含まれず、
どれだけ妄想しても、
人の髪を切るという行為が
コンピュータに代替できる気がしないのですが、
無人自動車が実現しそうな現代、
”pepper”のようなロボットが、
髪を切るという行為ができる日が来ても、
不思議ではないことは確かだと思うのです。

コンピュータと対峙する状況において、
人間のライバルになるのは、
「切る」という行為ができるロボット技術ではなく、
「考える」という創造力なのは明らかです。

今のところ、
過去のデータから最適なスタイルを
算出することはコンピュータにもできますが、
新しいスタイルを提案することはできません。

人間性やライフステージ、趣味思考、
髪質、ファッション性、
時代のニーズ、トレンド、生活様式、
想い、憧れ、癒し………。

これらのことを総合的に判断して、
相手が思わなかったスタイルや対策を、
クリエイティブできるのが人間であり、
これはなかなかコンピュータでは代替できません。

コンピュータは、
データを取り込んで、整理して、
総合的に合理的な判断を下せますが、
人間というのは、ときに合理的ではなく、
情緒的なことが起こるわけです。
これこそ、
コンピュータが代替できない分野です。

とはいえ、
仕事という側面から考えると、
この合理的な判断と言うことも大事です。
クリエイティブなことをするだけでは仕事ではなく、
アートに近い意味合いを持ってしまうわけで、
クリエイティブな側面に合理的な判断を組み込むこと、
これこそが、10年、20年後の世界において、
人間に求められるスタンスなのではないでしょうか。

となると、
これからの美容師に求められる思考というのは、何か。
私が個人的に思うのは、

己のクリエイティビティを合理的に解説できること

なのではないでしょうか。
私が知る美容師さんは、直感力に優れた人が多い。
それは髪をデザインするということにおいても、
人間関係の作り方においても同じです。
内面に蓄積された経験から弾き出されるアイデアは、
とても素晴らしいものがあると思っています。

今度は、この弾き出されたアイデアを、
合理的に説明できる能力が必要なのだと思うわけです。

私が知る美容師さんたちで、
新しいことにチャレンジして、
結果も見え始めている人たちに共通しているのは、
思いつきのような行動にしっかりと合理性があることです。

自分の行動をしっかりと説明できること

クリエイティビティと合理性が同居していること

これが今後のビジネスシーンにおいて重要だと思うのです。

私なんかはクリエイティビティがないので、
いつかは代替されてしまうのでしょうが、
一般企業の若い経営者たちを見ていると、
創造力にあふれていながらも、
その根拠がしっかりと合理的に説明されている人が多い。

美容師さんにはクリエイティビティがあります。
その方向性をデザインだけでなく、
ビジネスなどの分野にも発展させて、
それを合理的に説明できる整理力が身に付いたら、
実は相当高いレベルのビジネスを構築できるのでは、、
なんて思うのです。

スティーブ・ジョブズは、
一見、非合理的なイメージを具現化させつつも、
それらはすべて合理的に説明できるものばかり。
だからこそ、
世界に衝撃を与えるビジネスを生み出したのだと思うのです。

創造性と合理性のキャッチボールができる美容師

これこそ、今後、30年のビジネス市場にあって、
生き残れる美容師さんなのではないでしょうか。



なんて、今日も偉そうに失礼致しました。
ただの妄想だと思って頂ければ幸いです。

株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣