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2015.03.16 Mon
『仕事ができる美容師と、できない美容師、という話。』




ここ1年ほど、
美容室の経営のお手伝いや
経営者さんから相談を受けてます。
(偉そうで恐縮なのですが……)

そこでは、
ブランディングの固め方、
社員教育(ビジネスの考え方)、
ウェブ戦略、
などを支援しているのですが、
少し気づくことがあります。

私がお手伝いしていることは、
基本的に経営で言えば「攻撃」側。
いかに集客に結びつけるのか、
5年、10年の企業の方向性の見つけ方、
そしてそれを企業成長に繋げることを、
徹底的に検討しています。

その後に、
企業運営の具体的な話になると、
サロンごとに色々と問題が出てきます。

ひとつ事例を挙げてみると、
大きいのは「時間価値」の問題です。

人口が減少している今の時代。
いかにお客様の時間価値を高めるか
そして従業員の時間価値を高めるか
これが大事になってきます。

具体的に言うと、
美容師さんの売上を計画したとき、
仕事が遅いか早いかが大きな分かれ目になる。

例えば、私の友人美容師には、
1日に30名のお客様に対応しても、
早めに仕事を終えてしまう。
その上、ブログは書くし、
他人の記事も読んでいるし、
SNSでコミュニケーションまで……
(あ、誰だかバレるww)

ある若い美容師は、
5名のお客様の対応だけで、
1日が終わってしまう。
そして、
「忙しくてほかの業務が終わらない」
と言っている。


技術力の差があることはわかっています。
ただ、
その若い美容師を見ていると、
そもそもとして、
ひとつの労働(作業)にかける時間が長い。
労働効率が低いせいで、
その他業務ができなくなっている。

仕事ができなすぎる!
と切ってしまってもいいのですが、
作業に対する意識が低すぎるのです。
論理的に仕事が考えられていない
「ただ作業する」だけだから、
効率があがらない。


これこそ、
差ができる大きな要因になっています。
いきなり技術的に早くすることはできないと思いますが、
店舗として対応できることがあるように思えました。

例えば、
営業時間における施術時間を圧縮する、
空いた時間でその他業務を実施する。
専属アシスタントではなく、
もっとも業務効率がよいスケジュールを組み、
営業時間中にほかの作業(練習含む)が
できるようにスケジューリングする………などなど。


人間である以上、
労働時間が長くなれば効率は落ちます。
しかし、
労働の種類が変わると、元に戻せることがあります。
同じ作業を継続するよりも、
複数の作業を組み合わせることで、
そのスピードを維持することができます。

ま、私も若いころは必至に仕事をして、
技術を覚えてきたタイプの人間なので、
「気合いで乗り切れ」
って思ってしまうのですが、
すべての美容室がそうである必要はないのかな、と。

こんな方法を組み合わせて、
周囲のサロンと戦っていく、
そんな戦略、戦術もあるのかな、と
思うのです。


と、今日も偉そうに失礼しました。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣

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株式会社パイプドビッツ
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美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣