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美歴マガジン記事一覧 » 『成功するか、しないかは環境が大きく影響する、その裏の意味とは、という話。』
 有料 2015.06.05 Fri
『成功するか、しないかは環境が大きく影響する、その裏の意味とは、という話。』




成功した人の話を聞いたとき、
結果を出した人にインタビューしとき、
必ずと言ってほど出てくるのは
”周囲の人たちへの感謝の言葉”。

「周りのみなさんに助けられてここまできました」
「いつも支援して頂いてありがとうございます」
「これからもご指導をお願い致します」

などなど。
ま、社交辞令と言えばそうかもしれない。
しかし、飲んでいる席などで、
本音に触れる場面にあっても、
優れた人たちは、
周囲の人々への感謝を忘れていない。

その反面、
なかなか上手くいかない人の意見は違う。

「●●さんには助けてくれる人がいていいよね」
「ちゃんと教えてくれる良い先輩がいるから」
「理解のある上司がいていいね」
「あそこは社長がスゴイからだよ」

一見、同じ”周囲の人間環境”のことを
指しているように感じる。
しかし、その実は本当だろうか。

使い古された言い回しだが、
「口うるさい人ほど大切にすべし」
こそ、
この”助けてくれる”ことの本質ではないか。

私も経営者になったとき、
周囲の人は、社長、社長と、もてはやしてくれた。
意見をしてくれる人は少なくなった。
比例するように、自分の意見を曲げなくなった。
社長だから、曲げられなくなった。

曲げられなくなったからこそ、
見えなくなることが多くなった。

そして………、
みんな良い顔をしてきても、
危機に直面したとき、
助けてくれる人は少なかった。

しかし、
危機に直面しているのに、
厳しく叱ってくれる人がいた。
その言葉は今の礎になっている。

私は成功しているわけではないが、
少なくとも今も仕事ができている。
周囲に厳しくしてくれる人がいたからこそ、
今も好きな仕事をさせてもらっている。


周囲の人間環境に感謝する。

成功している人たちの語る、
この言葉の本質は、
”普通に自分の意見を言ってくれる人”
のことだと思う。


そんなことはわかってるよ!


そう、これは至極当然のことなのだ。
では、なぜ、わざわざここで書くのか。

それは、この本質が
「怒ってくれる人を大切にしろ」
ではないからだ。


叱ってくれる人、
間違いを指摘してくれる人、
意見をくれる人、
というのは、
簡単には現れない。

つまり、ここでいうところの
「周囲の人間環境」
とは結局のところ、
自分で作っていくということなのだ。

社長だから、上司だから、
マネージャーだから、店長だから、
先輩だから、年上だから………。
そんな立場が、この環境作りの邪魔をする。

己のしたいことへ突き進む人は、
自らの環境を自ら作っている。
意見をくれる人を作り、
指摘される心の準備をして、
もしかしたら心地よくない環境を整える。

これは簡単なことではない。
技術や営業成績を上げるためには、
まずは、
このような人間環境を作ることが、
もっとも大切なことなのかもしれない。


と、
今日も普通のことを偉そうに。
失礼致しました。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣

『仕事ができる美容師と、できない美容師、という話。』

『ダメと思いながら、隣の席に聞き耳をたてた結果、という話。』

『美容師にとって”美歴”は使えるアプリか、使えないアプリか、という話。』