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2015.11.07 Sat
『ブランディングに気を取られると道を誤る、という話。』




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|Appleがブランドの最高事例|

世界で一番、イケテル会社は?

と問われれば、様々な指標があるだろう。
就職したい会社、規模が大きい会社、
グローバルな会社、給料が良い会社………。

イケテルの評価基準は人によって異なる。

そのひとつ
『世界で最も価値がある企業ランキング』
によるとAppleが1位になる。

市場調査会社がリサーチした結果、
ブランド価値が高い企業ということで選ばれている。

またフォーブスが選ぶ『高価値なブランド』でも
5年連続で1位だ。
それもダントツの1位だ。

平たく言えば、
世界で一番、イケテル会社はAppleだ、
と言っても良いのかもしれない。

多くのビジネス書を読んでいても、
スティーブ・ジョブズ亡き後、
さらにそのブランディング戦略を高く評価し、
過去の実例を含めて、
伝説のように語られている。

|成功事例は大いなる失敗事例|

私も、ジョブズがしてきた、
……結果的にそうなったのかもしれないが、
ブランド戦略は、とても素晴らしい。
多くの世界企業がAppleの戦略を
踏襲していると言える。

私も美容室経営者向けのセミナーで、
Appleを引き合いに出すこともある。
ブランドの見せ方として正しいと思うからだ。

しかし、
最近、それは怪しいということに気づいた。
最新の世界企業を牽引してきた、
起業家やコンサルティングファームの
ブランドを作ってきた人たちの書籍を読むと、
その危うさを書いているものが多い。

なぜか。

それは………
「技術がともなっていないから」
だ。

痛いところを突かれた気がした。


|コンサルに騙されるな|

オウンドメディアを作ろう、
SNSはこうやって、
コンテンツマネジメントはこう……

みたいなことを、
さも偉そうに語ってきたのだが、
例えば美容室において、
来店者数が増えたところで、
その人たちに愛されないと、
本質的な改善には繋がらない。

表層だけをキレイに着飾っても、
それは化粧をしただけであって、
その実が伴わないと、
愛されることはない。
いつかは飽きられてしまう。


|本質に戻る消費者|

ある米国人ジャーナリストが書いていた。

中国ではAppleを真似したアイテムが、
爆発的に売れている。
それは価格が安いから。
そして見た目がAppleっぽいから。

しかし、実際に使っていけば、
中国人も気づいていく。
誰かが本物のApple製品を使えば、
その差は歴然としている。
人間は一度、よいものを使うと、
その感覚が忘れられず、元に戻る。
だからこそ、
模倣されても、それを超えないと、
元のブランドに戻ってくる。

そういうことを書いていた。

知人の美容師さんに、
とても見せ方が上手い人がいる。
メディアの使い方が慣れていて、
そのための努力もしている。

しかし、
詳しく聞いてみると、
再来店率がとても低い。

その理由が何かは判然としないが、
周囲にもヒアリングをすると、
どうも人間性に問題があるらしい。
きっとそれは技術にも紐づくだろう。
(そこまでは確認できていないが)


|きっと今からでも遅くない|

私が経営支援しているサロンでは、
今、技術教育を急務としている。
(正直、私には分からない)

ただ教育システムが正常に動いているか、
もしくは何か問題があるかは、
一番、下の人に聞いてみればわかる。
素人の私にわからないようなシステムなら、
それは本人もわかっていない可能性がある。

多くのIT企業は若手の教育に力を入れている。
技術発展は生命線だからだ。
私が勤める会社でも新人教育は、
けっこう力を入れている。
(私は受けていない。。。。)

今すべきことは、
これから消費者の選択が厳しくなる、
そんな時代を迎えるにあたって、
表面を着飾ることではなく、
その実を磨くことなのかもしれない。


と、とても普通のことを偉そうに、
失礼しました。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣