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美歴マガジン記事一覧 » 『THE_STAGE 俺史上過去最高キュン死にな夜に……。』
2015.12.09 Wed
『THE_STAGE 俺史上過去最高キュン死にな夜に……。』
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このコラムでは、
ヘアショーなどのことは
あまり書かないのですが、
昨日、12月8日(火)に体験した、
このショーのことだけは、
書きたくなりました。

…………………………………………………………………………

昨夜は、渋谷ヒカリエ・ホールAにて、
HAIR CATALOG.JP
というウェブメディア主催の、
ヘアショー『THE_STAGE』が開催された。

HAIR CATALOG.JP
http://www.haircatalog.jp/


出演サロンは、
「Rougy」
「LILI」
「HEAVENS」
「Double」
「HEARTS」
「VeLO」
「vetica」
「DaB」。


デザインにこだわらないサロンはないだろうが、
俗に”デザインサロン”と呼ばれる超有名店ばかり。


正直なところ、はじまるまでは、
よく見るヘアショーより、
カットやデザインにこだわった
そういうステージになるのかな、
と予想していた。



最初に最終的な感想を書く。



すべての予測が裏切られ、
私なんぞのちゃっちい予想は
見事に覆された。




素晴らしかった。


そんなにたくさんのショーを見たことはないけど、
私のヘア人生のなかで、



「ダントツ」


だった。

今後、
「これまでもっともよかったヘアショーは?」
と聞かれれば、
昨夜のことを答えるでしょう。

きっと、
今後の基準になるでしょう、高すぎる。
日本のヘアショーを、
ネクストステージに引き上げたでしょう。
そんな100分だった。





会場に入るなり、
ステージのセンターに白い幕が。
オシャレな雰囲気に圧倒される。


最初に登場したのは「Rougy」。
白い幕の向こう側でカットが始まる。
途中、幕が降ろされ、ステージが現れる。









驚いたのは、
音楽のタイミングに合わせて、
モデルが向きを変えたり、
立ち上がったりする動きが、
すべてしっかり統一されていること。



これは、このあとすべての
ステージに共通して言えることだが、
モデルの動きを完璧に管理し、
同じ向き、同じ姿勢にさせない、
その意識が伝わってくる。


こうすることで、
見ている方は飽きることがない。

簡単なようで、
とても難しい作業だと思った。
きっとリハだけでなく、
何度も練習を繰り返したはずだ。


もちろん、
出演している美容師も対応する。
同じタイミングで退場する。
ひとり、ふたりが残ることもない。
完璧に仕切られた舞台。

私が知るステージでは、
少し間延び感がでてしまう。
それがない。
ちょうどいいタイミングで動く。
動ける人たち。


これがすべてのサロンに
共通していたことは驚愕だ。





「Rougy」の次が「LILI」。

それまでのイノセントな雰囲気を打ち破る。
キャバレーダンサーのような衣装、
シルエットだけで登場して、
妖艶なダンスをしつつ、
登場するヘアデザイナーたちも、
ダンスをしながらカットする。

にわか感がない。






会場の空気も変わる。






ここでもうひとつのことに気づく。
舞台の転換が早い。
これもすべてに通底するのだが、
ほんの数分で入れ替わる。
飽きるよりも、
「次は何がでてくるの?」
という期待感が高まり、
登場することで鳥肌がたつ。

それぞれの世界観が違うので、
いちいち脳内が切り替えられる。
飽きないショーとはこういうものか。




そして「HEVENS」。
魅せるカットと、
モデル、ヘアデザイナーの動きが、
美しく統一されていて、
その表現する世界は、
シンプルなだけに、
光の使い方、音楽の入れ方、
絶妙な表現演出で魅了される。
”没入する”
とはこういうことを言うのかもしれない。








続いて「Double」。


ヘアデザイナーたちが登場したとき、
「あ、これなんだっけ、、
このPVは見たことがある!」
と思った。デジャヴ。






あとから松永さんに、
「Talking Headsの『Girlfriend is Better』だよ」
と言われて、思い出した。
さすが松永さん。



その動きに会場では笑いが起ったが、
どの類いの笑いかはわからない。
確かに動きはコミカルだけど、
アーティストのオマージュだと
気づいた人には強烈に面白かったはずだ。
しかも、ここまで再現してしまうとは。

モデルの動き、踊りも間違いない。
あの舞台で動けるというのはずごい。





「HEARTS」。

赤い衣装に身を包んだ人たちが登場。
アシスタントなのかと思いきや、
彼女たちがモデルのヘアに、
様々な飾りを施していく。

キラキラと輝く髪飾り。
そして銀色のベール。
クリスマスソング。



クリスマスウェディングを彩る
赤い妖精たちが花嫁を浮かび上がらせる。

「どうしてあんなにキレイに光るの?」
「あの緑色の輝きは何を使ってるの?」

脳内に疑問とワクワクが広がる。

切らずに魅せる。










かと思えば登場したのは、
「HEAVENS小松」さん。


前のステージとは一変、
ひとりで中央に立ち、
切る、切る、切る。


”デザインの可能性”ってなんだろう。

私は美容師じゃないけれど、
映し出される様々な言葉の数々を見て、
問われたような気がした。







「VeLO & vetica」。

のっけからかっこいい。
光柱がモデルを包み込む。
囲むヘアデザイナー。

切り込む。
黙々と。






カットするという、
アナログの代表的動きと、
サイバー的な音楽、光という
デジタルな表現の融合。

アナとデジが解け合い、
ヴェロベチ独自の世界が広がる。








「DaB」。

ウォーキングする外国人モデル。
創り込まれたヘアスタイル、
重ためロックに女性らしい装い。
どのバランスを見ても、
DaBワールド。
あぁ、かっこいいなぁ。
世界ってこういうことなのかな。
ヘアショーというより、
ファッションのコレクションを
見ている感覚にすら陥る。








とても簡単に言ってしまえば、以上で100分。
あっという間の100分。
濃密な100分。

ヘアショーを見ているのではなく、
演劇やコレクションを見ている、
そんな感覚。
きっと相当な練習があっただろう。
飽きさせない工夫が随所にあった。
ヘアを創ることだけが、
かっこいいのではなく、
どんな世界を創るかが、
腕の見せどころ。

最後にDaB八木岡さんが言っていた。

「メディアやステージよりも、
いつものサロンワークをクリエイティブに」









なるほど。
相手を、観客を、顧客を吸い込んで、
魅了して、新しい姿を創り出す。
クリエイティブビジネスの基本なのかも。

デザインってそういうことなのかも。

「こんな子がいたらオシャレだな」

そんな人を生み出すのは、
美容師の仕事の醍醐味であり、
求められていることなのかも。

それが”デザインの可能性”なのかも。


素人ながらに、
そんなことを考えさせられる、
最高のステージでした。


なんて偉そうにすいません。





ってかさ、


こんなすごいステージを
美容師だけで独占するなんて………。

ひどい人たちだ。





株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣



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