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美歴マガジン記事一覧 » 『どう生きるかと、どう働くか? ~掃除にも意味を持たせる方法~(第11回)』
2015.12.10 Thu
『どう生きるかと、どう働くか? ~掃除にも意味を持たせる方法~(第11回)』
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美容室経営の目標管理
~繋がり力経営のすすめ 第11回~

2章サロン運営の売上目標設定

2)どう生きるかと、どう働くか?
~掃除にも意味を持たせる方法~

 いきなり『売上高を上げよう』では売上高は上がりません。
前回はお客様が美容師さんに
“価値を感じる”
という階層を下の図でご説明しました。







 どうしてもお客様に喜んで頂く為には?
を考えると『サービス力・技術力を上げる』ことや
『商品アイテムを強化する』といった考えに
目が行ってしまいがちです。
 しかし現代の消費者はどんどん
“その背景”
を求めるようになってきています。

 特に自分が口にするものは、生産地や生産者の情報、
さらには生産者の考え方までが求められるのです。
 しかし、少なくともシャンプーなどはお客様の体内に
入ってくるものですし、
施術はお客様の外見そのものを変えますし、
サービスはお客様の心に大きな影響を及ぼします。
 そう考える食べ物と同様、もしくはそれ以上の
“背景”
を求められても仕方のないことかもしれません。

 そこで先ほどの図をもう一度ご覧いただきたいのですが、
その“背景”の根底にあるものが、【価値観】と呼ばれるものです。
 みなさんも一度は
“価値観の共有”
という言葉を使われたことがあるのではないでしょうか?
では、具体的に
“価値観を共有する”
という行為はどの様な物でしょう。

下の図はその“価値観”を細分化したものです。






 この4つのなぜ? に答えることで
それぞれがどの様な価値観を持っているのか?
を少なくとも知る事はできるでしょう。
 色々なサロンでコンサルティングを行う中で、
思うように成果が出なかいスタッフの方がおられます。
 成果が出ないのは当然“動いていないから”なのですが、
ではなぜ動かないのか?というと
“動機づけが乏しいから”
と考えられます。

 その動機づけを紐解いていくと、
やはり“価値観”に行き着くのです。

『なぜちゃんと掃除しないの?』の背景にあるのは、
『なぜうちのお店のルールを守れないの?(企業観)』があり、
その背景にあるのは、
『なぜ美容師をしようと思っているの?(職業観)』があり、
その背景にあるのは、
『そもそもなぜ働くの?(労働観)』があり、
それを突き詰めると、
『何の為に生きているの?(人生観)』
となるのです。

 そういう前提で、企業観・職業観・労働観を整理して
計画に落とし込んだものを【キャリアプラン】といって、
何歳でスタイリストデビュー、その後、何年でいくらの売上高、
そこから専門性を究めるのか管理職を目指すのか………
といったことを明確にしていきます。

しかし、
キャリアプランだけでは“人生観”まではクリアになりません。

 どんな人生を歩みたいのか?を考える上で、
働くということは大きなウェイトを占めるはずです
(もちろんそうではない人生が悪いわけではありませんが)。

キャリアプランと【ライフプラン】に連動性を持たせることが、
『なぜ掃除をするのか?』という目の前の仕事に
意味と動機づけを持たせることができるのです。