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美歴マガジン記事一覧 » 『2016年 美容室業界で重要な 3つのキーワードは 何だ?、 という勝手な話。』
2015.12.30 Wed
『2016年 美容室業界で重要な 3つのキーワードは 何だ?、 という勝手な話。』
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昨日、2015年の美容室業界の、

今日は「2016年の予測」をしたい。
予測というよりも、
こうなったらいいなぁ、
という希望的観測にすぎない。
観測、、、
それもちょっと違うか。
”所信表明”と言ってもいいのかも。



最初にいきなり、
「2016年のキーワード」
から入ってみる。


|テクノロジー融合はすでに起きている|

それは
「Beau-Tech」
だ。

ん?なに?

ビューテックと読む。
そんな言葉はない。
恐らく。



「Beau-Tech」を説明する前に
世界の状況を確認しておきたい。


2015年、
世界のキーワードはいくつかあった。
そのなかでも注目されたのが、
「Fin-Tech」だ。


Fin=ファイナンス(金融)
+
Tech=テクノロジー(技術)

|金融世界では革新が起る|

法律の改正等もあって、
金融業に多くのITテクノロジーが持ち込まれた。
これにより、
多くの人たちが金融に触れる機会が増えた、
またこれからもっと増えていく。
金融とITが融合して革新が起こる。
スマホやビッグデータ分析を用いて、
多くのベンチャー企業が金融サービスに
参入していく。
この流れは今後、世界的に広がる。

スマホがあれば財布はいらない。
もしかしたら「現金」すらいらない。
そんな時代がくるのかもしれない。
いや、もう目の前に来ている。


Fin-Techと同様に言われるのが、
「Edu-Tech」(教育と技術)
「Medi-Tech」(医療と技術)
もしくは
「Healthcare-Tech」(ヘルスケアと技術)


EduTechは分かりやすく言えば、
DMM.英会話のように、
家にいながら、
もしくは先生に直接会わなくても、
パーソナルな勉強ができること。

日本でも近年、
例えば「スクー」などの活躍は、
身近に起っているし、
普通になりつつある。

Medi-Techは、
例えば遠隔地医療だ。
日本でも国家レベルで離島医療を、
ITを用いて改善していく事業は進んでいる。
Healthcare-Techにしても、
DNA解析サービスや、
今、アメリカでもっとも熱いスタートアップ、
「Theranons」が行う”超簡易血液検査”などがある。


つまり、
ありとあらゆるビジネスとITが結びつき始めている。


|ITはインターネットのことだけではない|

これまではITだけで完結してきた。
しかしそれは数年前までの話。
今は実業(事業)とITを融合させること。
オンラインとオフラインの境界線が、
どんどん曖昧になってきている。


もう少し話を広げると、
2015年のキーワードとして、
「AI」「IoT」もある。
AIは「人工知能」だ。
そしてIoTは「モノのインターネット」。
つまりありとあらゆるものと、
インターネットが結びつくこと。
そしてそこにはきっとAIが繋がること。

これまではSFの世界のようだった。
しかし、
もうすでに世界はそうなっている。

冷蔵庫や室温調節機はインターネットに繋がっている。
日本でもその動きは顕著だ。


|あらゆる現場にテクノロジーが導入される|

例えば、KOMATSUが作るショベルカーは、
機能制御をタブレットで行う。
そこには工事現場の、
もしくは、造成地の地形が、
3D画像の設計図としてアップされている。
その設計図にあわせて人間がアームを動かす。
これまでのような熟練の技はいらない。
作業効率が高くなることで、
経費だけでなく工期や人件費が低減できる。
これからは工事現場のおじさんも、
そういうデジタル機能を使いこなす。
今はそういう時代。

全世界でこの動きが加速する。
もちろん日本もすごいスピードで動いている。
多くのIT企業がこれらのテクノロジービジネスに
どんどん資本を投下し始める。
それが2016年。


では「Beau-Tech」。
(前フリが長いわ!)


もうお分かりのように、
「美容とITの融合」




「いやぁ、WEBはちょっとなぁ」


と言っている人がいたら、
本当に改められたほうがいい。
死にます。
(きっとただの食わず嫌いです)


TechはWEBだけにとどまらない。
(あ、WEBテクノロジーを活用しますが、、、)


美容ビジネスをデジタル化して、
情報技術を用いて、
事業効率を高めていくこと。


効率を高めていくこととは、
経費を下げるということだけではなく、
利益率を高めていく、
売上を高めていく、
従業員の労働効率を高める、
新しい事業を確立する、、、


これ全部。
だからこそ、多くの人たちが、
「技術革新」
なんて言っているのだ。


じゃ、例えば
美容室とテクノロジーとは……


正直、ここでは書ききれない。
(おぉ、逃げたな!)
個人的にお話しましょう(笑)。


|業界全体が求めらている|

これは美容室だけの話ではない。
当然ながら私たちIT企業にも関わる。

もちろん、
ディーラー、メーカー、
POS会社、ポータルサイトなどなど、
多くの美容企業にとって、
「自らの事業とITの融合」
喫緊の取り組むべきことなのだ。

これに乗り遅れることは、
事業の衰退を意味すると言って良い。


具体的なことは来年、
またここで書かせてもらう機会があれば。


|まだある重要キーワード|

その前にすべきことがまだある。

このテクノロジーを採用するにも、
採用する側の体制が求められる。

第2のキーワードは「経営力」だ。

何かしらの”Beau-Tech”を採用したとしても、
経営者の能力がなければ意味がない。
意味がない、は言い過ぎかもしれないが、
宝の持ち腐れになりかねない。
テクノロジーを使いこなす意味での
経営力が求められる。

これは創造的経営力と言い換えたい。
手持ちのカードをお金に換えること。
今までお金にならなかった何かを、
価値あるものに変換する創造力。
身の回りにたくさんある、
それらを経営のチカラで創り変える。

財務とか労務とか、税務とか。
それらが重要なのは言うまでもないが、
5年後を魅せられる、
そして10年後を感じさせられる、
そういう道しるべを創ることができるか。

具体的なことはまた改めて。
(おいおい、どんどん逃げるぞ……)


第3のキーワードは「マネジメント」

テクノロジーがあって、
創造的経営力があったら、
それらを運用するマネジメント能力が大事だ。
良いものを採用しても、
使い続ける、改善し続ける、
この作業を継続的に行ないと、
企業内に知見は貯まっていかない。
そのために必要なのがマネジメント能力だ。

組織は変化し続けるべきだ。
トップダウン型で走る時期があれば、
それを脱却してチーム型になる時期。
そしてまた誰かが突っ走る時期。
それらをバランスよくマネジメントする。
これができれば、大きく動く波間を、
乗りこなすことができる。

これも詳しくはまた、いつか。
(もう慣れました?)


ま、
「こんなざっくりしたキーワードなら、
そら、誰でも言えるわ!!」

と思っただろう。
私もそう思った。
(ダメじゃん)

ただ、
ここ数年、多くの経営者や美容師、
もしくは業界関係者たちと議論していて、
これらのファクターが弱いことを痛感する。

美容室に限らず多くの事業が、
もっともっと創造的であることが求められる2016年。
この時代を迎えるにあたって、
時代の方向性である(と思う)Beau-Tech化、
そして事業の足腰である経営力とマネジメント。
これらが強くならないと、
楽しい仕事はできないのではないか。
本気でそう思っている。


|美容室に可能性を強く感じている|

最後に、
私は美容師じゃないので、
技術のことは書かなかったが、
美容師技術が根本にあることは
言うまでもない。


その技術があり、
これら3つのキーワードを取り込めたら、
どんな若い企業だろうと、
今は小さいかもしれないが、
トップに登り詰めることができると思う。


日本の美容室業界から、
Appleのような企業が出ることを、
本当に望んでいるし、
そう信じているし、
少しでも手伝っていきたい。

なんてことを考えながら、
2015年は締めたいと思う。



今年も1年間、
本当に偉そうに、ぺらぺらと、
お前は誰なんだという上から目線で、
大変に、失礼しました。
お許しください。


そして、
2015年は大変、お世話になりました。
2016年も、何卒、よろしくお願いします。

みなさまが、
明るい、よき年を迎えられますように、
心よりお祈りしています。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣






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