知識人と美容師を繋ぐソーシャルウェブマガジン

美歴マガジン記事一覧 » 『目的と手段の境界線が曖昧になるこの現実世界』
2014.09.17 Wed
『目的と手段の境界線が曖昧になるこの現実世界』
みなさん、こんにちは。
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部石渡です。

一連の朝日新聞の報道を受けて、
メディアのあり方、みたいなことが論じられてます。
ここ十数年のメディアの存在意義、
そして紙とウェブの新旧メディア論……。
幾度となく言われていることですが、
改めてまとめてみようかな、と。



『目的と手段の境界線が曖昧になるこの現実世界』

かつて、
「紙の時代が終わり、ウェブの時代になる」
なんて言う人がたくさんいました。

もしあなたの周囲でこんな前近代的なことを言う人がいたら
注意した方がいいでしょう。

結論から言えば、紙もウェブもツールであって、
それを使うことが目的ではないから、です。

ジャーナリズムを文化論にしたがる日本人に多い特徴ですが、
紙であろうが、ウェブであろうが、
ラジオであろうが、壁新聞であろうが、
それらはすべてツールもしくは媒介物であって、
目的ではないのです。

何を使うか、ではなく、
何を伝えるか、が大切なのです。

その基本的なことをおざなりにして、
紙メディアの重要性を訴えるのは、
恐らくビジネスセンスがないからこそ、
議論のすり替えなのです。


いち早くメディアの買収が続いた海外では、
紙であることやウェブであることは、
ビジネス上、大きな問題ではなかったようです。

先日、こんな記事を読みました。
英BBCでは、全記者がTwitterをすることが義務づけられ、
毎日数十万回もそこからの情報がRTされています。

つまり………、
何(ニュース)を発信するか、
そしてメディアであるからには、
誰(記者の目線)が発信するか、
が問われているのです。

紙であるか、ウェブであるか、は方法で、
何を誰が発信するか、が目的なのです。

これをごちゃまぜにしてしまう。

例えば、紙メディアを守るために、
ウェブメディアを使う媒体会社があったら、
そこは長くないでしょう。

では、美容室業界ではどうでしょうか。

美容師であることは目的ではなく、
第三者(お客様)を美しくすることが目的、
であると仮定するならば、
美容師であることの価値と
お客様を美しくすることの重要性をごちゃごちゃにしてはいけない。

目的と手段をないまぜにしてしまうと、
色々なことが見えなくなる可能性があります。

私自身、ここ数年、紙メディアから離れてみて、
よーーーーくわかったのです。
目的と手段をないまぜにしていて、
さらに言えば、
自分のすべきことがはっきりと見えてなかったと。

すべきことは読者に情報を編集して届けることであって、
紙メディアをすることではなかった……。

うーーーーん、
あとはもう少しビジネス的なテクニックを身につけないと。

と、今さら……
ここまでやっとたどり着いたのでした(笑)。

それでは今日も素敵な一日を。


株式会社パイプドビッツ
美歴カンパニー
美容師名鑑編集部 BirekiMagazine編集部
兼任編集長 石渡武臣