2018.03.19

『サロンでアシスタントにまず与えるべきは教育ではなくて教養なんだと思う』って偉そうでしょ!

 

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|言葉が違えば、当然、意味は違う

 

 

教育と教養の違いって何?

 

 

一般的にはあまり気にしないことかもしれないが、

気になりだすと止まらない。

 

 

同じように見えても、

言葉自体が違うのだから、

そこには必ず意味がある。

それを見返してみるのには意義があると思う。

 

 

ということで、

わからないことがあったらWikipediaに聞くのがスタートラインだ。

 

 

 

|やっぱり文字だけじゃわかりにくい!

 

 

教育とは

 

 

「教えて知能をつけること。

人の心身両面にわたって、

またある技能について、

その才能を伸ばすために教えること。」

 

 

 

教養とは

 

「学問・知識を(一定の文化理想のもとに)

しっかりと身につけることによって養われる、

心の豊かさ。」

 

 

 

違いがよくわからなかったが、

ここだけを読んでみると、

教育は誰かに教えてもらうこと、

教養は自ら身につけるもの、

という印象を受けた。

 

 

動的と静的な違いだろうか。

 

 

 

|”する”という言葉を入れると違ってきた

 

 

「教育」する

 

 

とは言うが

 

 

「教養」する

 

 

とは言わない。

 

 

 

他動詞的とでも言うのであろうか。

 

 

やはり教養は自分のみに価値観であるから、

自ら蓄積していくことに意味があるということか。

 

 

 

|やはりここは文科省に聞くしかないでしょ!

 

 

そこで、

日本の学問を総括している

文部科学省のホームページにあたってみた。

 

 

「文部科学省のホームページより抜粋」

 

教養とは、個人が社会とかかわり、経験を積み、体系的な知識や知恵を獲得する過程で身につける、物の見方、考え方、価値観の総体。教養は、人類の歴史の中で、それぞれの文化的な背景を色濃く反映させながら積み重ねられ、後世へと伝えられて来た。人には、その成長段階ごとに身につけなければならない教養がある。それらを、社会での様々な経験、自己との対話等を通じて一つ一つ身につけ、それぞれの内面に自分の内面に自分の生きる座標軸、すなわち行動の基準とそれを支える価値観を構築していかなければならない。教養は、知的な側面のみにならず、社会規範意識と倫理性、完成と美意識、主体的に行動する力、バランス感覚、体力や精神力などを含めた相対的な概念としてとらえるべきものである。

 

 

教育は、人格の完成を目指し、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身とに健康な国民の規制を期して行われなければならない。

教育は、人を育てることであり、ここで「教育の目的」としては、そのような目標に向かって人を育てるか、どのような人を育てることを到達の目標とすべきかについて規定している。

教育の目的は、人格の完成を目指し、平和的な国家及び社会の形成者として、(以下の徳目を有する)心身ともに健康な国民の育成を期すること。

①真理と正義を愛し、

②個人の価値をたつとび、

③勤労と責任を重んじ、

④自主的精神に充ちた

 

 

 

言葉が概念的すぎて、

何度も読み返してしまったが、

なるほど、

そもそもとして「教養」と「教育」を

並列で考えていたことに

間違いがあるのではないか、

と思い始めていた。

 

 

 

|具体的に現実の状況に当てはめてみた

 

 

そこでここからは私の勝手な解釈を。

 

 

 

例えば……

 

 

近年、問題化している

アメリカでの銃犯罪。

(近年に始まった話ではないけど)

 

 

銃の扱い方は「教育」。

 

 

なんのために使うのか。

社会にとってどんな価値があるのか。

行動するとき、私たちは国民として、

社会の形成者として、

その結果に責任を負っている。

 

 

だから使い方を間違えてはいけないのだ。

 

 

 

|教育のベースになるのは教養

 

 

そのために必要なのはベースとなる教養だ。

 

 

社会的規範や倫理性を含めた相対的な概念。

 

文化理想のもとにある心の豊かさ。

 

 

つまり言い換えれば、

 

 

「銃で人を撃ってはいけない」のは教育。

「人を傷つけてはいけない」というのは教養。

 

 

そういうことだと私は解釈している。

 

 

人としての価値観前提が教養なのだ。

(だからこそ、身を守らないといけないという概念も存在するから銃の問題はなくならないんだろうが)

 

 

 

|東大はなぜ教養過程を2年間も設定するのか

 

 

またこれは聞いた話で恐縮だが、

日本の最高学府の東京大学では

入学後の2年間(12年生)は、

教養過程と言われて、

専門的な勉強は始まらないらしい。

 

 

では、その教養過程とは何をしているのか。

 

 

どんな専門分野に進みたい人も、

政治・経済などに関する一般的な勉強を行ったり、

テキストを学ぶというよりも、

考え方を活発に交わして議論し合うことが

多らしい(担当教員によって違いはあるとのこと)。

 

 

一般的な教養を

近い将来の実社会において

どう活かしていくかを考えることの大切さ。

 

 

議論をすることによって、

相手の意見を聞き、

自分の意見を主張することの重要性。

 

 

それらを身につける2年間だ。

 

 

 

そのあとに専門的な知識や研究をするにあたっても、

このベースになる教養過程でいかに深く、

人としての成長を遂げられるか、が、

3年生からの研究に大きく影響を及ぼしていると思われる。

(私の大学がどうだったのか、ほぼ覚えてない……

 

 

 

 

|さてやっとこさ、美容室に当てはめてみる

 

 

美容室において言えば、

技術のベースは専門学校で身につけているはずだ。

(何もできないという人も多いが……

 

 

そして入社してきて学ぶのは、

スタイリストになるための技術訓練。

 

いわゆるカリキュラム。

 

 

 

よく仕事ができる美容師さんと話していて、

成長するアシスタントってどんな人?

って聞くと、

 

 

 

「素直なやつ」

「向上心があるやつ」

「頭がいいやつ」

 

 

なんて人としての性質が返ってくる。

 

 

”素直さ”と”向上心”は、

どんな分野においても、

成長するのに欠かせない要素だ。

 

 

 

|人間性を変えることはとても難しい

 

 

しかし、

それは残念ならが生きてきた環境や

個人的な素養の問題もあるので、

いかんともしがたいところはある。

(あと見せかけの”素直さ”なんてのもある)

 

 

となると「頭がいいやつ」ならなんとかなるか。

 

 

30代後半の美容師さんたちになると

 

「俺は勉強ができないから美容師になった」

 

なんて言う人がいる。

 

 

もちろん謙遜だろうし、

または多少なりとも、

そういう要素もあったのかもしれない。

 

 

ただ、勉強をすることを諦めただけで、

バカだったわけではないと思う。

 

 

現実的に”人として”とても賢い美容師さんたちは多い。

学業の問題ではない。

 

先ほどの

「頭がいい」

だって学業や学歴の問題ではないのだ。

 

 

それは”賢い”ということ。

 

 

この賢いってことこそ、私は教養だと思う。

 

 

 

|賢いスタッフに育てることも大事なのでは??

 

 

賢いスタッフにすること。

 

 

つまり教養をつけることが、

美容師として成長するために必要なことなのではないだろうか。

 

 

 

東京大学でさえ、

教養過程に2年間をかけていて、

専門分野は1年(あとは就職に向けて動くはず)。

本格的に研究をしたければ、

大学院でも、研究所でもなんでもいけばいい。

 

 

美容技術のことはわからないが、

デビューまでに3年くらいかかるという。

 

 

であれば、

2年間を教養過程として、

1年間で高度な技術を学ばせること。

 

 

そんな考え方もあるのではないだろうか。

 

 

「仕事があるでしょ」

 

 

という声が当然のように聞こえてくる。

 

入社12年時の教養過程の時期は、

仕事よりも教養を身につけることを重要視してみる。

もちろん、

技術も身につけないことには、

アシスタントとしても困るけど、

それは労働時間分配率の問題だ。

 

 

 

 

|でも現実は仕事だから稼いでもらわないと

 

 

これは完全に仮説でしかないし、

成功可能性は低そうなのだが、

 

いきなり現場に即した技術や、

撮影、モデルなどを1年目からやるのではなく、

教養を徹底的に身につけるカリキュラムにする。

 

 

「早くデビューさせないとお金にならない」

 

 

なんて言う方もいるだろうが……

賢くないから技術を身につけるのが遅いんであって、

デビューはしたものの売上が上がらないのは、

賢くないからなのだと勝手に思っている。

(もちろんほかの要素もたくさんあるが)

 

 

であれば、

将来を考えたとき、

できるだけ早い段階で教養を身につけてもらい、

その後は、

つねに自らの成長段階においての教養を

自ら身につけられる人間になってもらったほうが

会社のため、

ひいては社会のためになるのではないだろうか。

 

 

と、今日も偉そうに。

ごめんなさい。

かしこ。

 

 

 

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この記事を書いた人
石渡武臣
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