髙島屋日本橋店などの高級デパート等へサロン展開されているアトリエはるか様。
オープンからの導入で紙の収納スペースを設けない店舗設計と効率的なサロンワークを実現。
適切な接客をしやすくする情報共有方法を確立し、お客様からの信頼も向上。
トータルビューティー(ヘアメイク・ネイル・アイラッシュ・ヘッドスパ)の「Belle studio by mul」をオープンするにあたり、顧客情報や施術履歴と同意書を一元管理でき、セキュリティ面で信頼性の高いシステムを探していたところ、美歴の存在を知り導入しました。
オープンに合わせた導入だったこともあり、最初からペーパレス化が実現できています。収納スペースを意識することがないのはもちろんですが、デジタル管理前提でサロンワークの設計ができたので、お客様の導線、各スタッフの作業など非常に効率が良いものになっています。
ご予約は主にホットペッパーと電話で受け付け、予約情報の最終的な管理は紙で行っています。
新規のお客様がご来店されたら、Webカードで用意したカウンセリングシートにアクセスできるQRコードをお客様の携帯で読み取っていただき入力いただきます。
入力が完了すると施術メニューごとに用意している同意書選択画面が表示されるので、お客様に確認いただきたい同意書を選択いただき、画面上で手書きの署名を行っていただきます。
スタッフはタブレットの美歴forBusinessでお客様の入力した内容を確認した上で、カウンセリングを行い施術に進みます。
既存のお客様は、事前準備として当日の朝に紙の予約表を確認し対象のお客様の予約情報を美歴に登録します。この事前準備によって、来店されるお客様のカルテが美歴forBusinessのカルテ一覧の上部に表示されるため、来店時にスムーズな確認ができています。
お客様が来店されたらタブレットの美歴forBusinessで前回までの履歴を確認し、カウンセリング、施術へと進んでいきます。
施術内容の入力はなるべく営業時間中の空いているタイミングで行います。営業中に入力しきれないものは途中保存の状態にしておき、営業時間後に最終的に仕上げる感じです。
美歴は入力途中の施術記録が赤く表示されていたり一覧で確認できたりするので、どの施術記録が作成完了していないのか一目でわかり効率的にカルテの作業が行えています。
施術内容には、文字情報に加えて写真も保存しています。
写真はお客様をお撮りするだけでなく、例えばネイルであれば使用した色を机に並べてアプリ内のカメラで撮影してアップしたり、入力が苦手なスタッフはメモ用紙に施術内容を手書きしたものを撮ってアップするみたいな使い方もしています。
1回の施術に対して最大9枚まで写真を登録できるので、ビフォーアフターだけでなく施術内容をよりわかりやすく記録するために写真を保存できるのはとても便利です。
施術記録とは別に、例えばお会計の特別な対応など接客する上での注意事項などもカルテに記録しています。
入力した注意事項はカルテの中で目のつきやすい場所に表示されるので、接客時にとても重宝しています。
担当するスタッフが毎回異なるお客様も多いのですが、どのスタッフでも接客上重要な情報を確実に把握し適切な対応ができるので、お客様からの信頼向上につながっていることを実感しています。
髙島屋のセキュリティ面でのチェックが厳しく、審査への対応はとても大変でした。
しかし、髙島屋さんが要求する顧客情報の取得方法や取得後の運用方法に対してWebカードで柔軟に対応してもらえたこと(取得項目のカスタマイズやwebカード管理画面のアクセスログ取得等)、美歴の運営体制がしっかりされていたことでクリアすることができました。システムの柔軟性と堅牢なセキュリティ体制が両立されていて良かったです。
導入後の運用は、アプリも使いやすく苦労することはなかったです。
新しいスタッフが入店した際は、まずは美歴によるカルテ管理業務を覚えてもらうことからスタートします。教育プログラムの中に美歴の活用が組み込まれているのでしっかりと定着できていますね。
今の段階では新しい機能よりも、日頃最も利用しているカルテ管理の基本的な機能の理解をもっと深めていきたいです。
最近美歴のサポート担当の方から同姓が多いカルテの中から見つけたいお客様を効率的に検索する方法について教えていただきました。 そのように、普段使っている機能の中でも私たちが知らない便利な使い方がまだまだあるんだと思います。
美歴のサポートを活用しながらカルテの機能をもっと便利に使いこなして、さらなる業務効率化につなげていきたいです。